うちのピエール

久しく更新していなかったのは、
私が長男とのやり取りで失敗に失敗を重ねており、
ブログを書く勇気がくじかれていたからだ。

失敗談はまたおいおい書いていこうと思うけれど、
パセージを学んでからの失敗は、
「感情的になったらいいことが無いけれど
 とにかく私の言うことをきかせたいから怒ってやる!」
と、自覚的に私が悪いことをするようになったところが
変化だと思う。
「つい怒ってしまって」とか、「わかってはいるけれど難しくて」
という出来心というものは存在しなくて、
本当に私は、私が長男を支配しようとして怒りという感情を使っていた。
清く正しいアドレリアンへの道はまだ遠いけれど、
せめて自分には言い訳しないで、自分の失敗を直視することから始めていこう・・・



モーリス・センダックの『ピエールとライオン』という絵本は
長男の小さい頃からのお気に入りのうちの1冊だ。
先日も長男は1人で読んでいて、その後お母さん読んでちょうだいと言うので
一緒に読んで、とても楽しい時間を過ごした。

ピエールは何を言われても
「ぼくしらない(I don't care)!」しか言わない男の子。
朝ご飯ではシロップを頭にかけて、椅子の上ではずっと逆立ち。
ライオンの脅しにも屈さない。
とても意志強固!
賞を使うタイプの母と罰を使うタイプの父の、
過干渉な両親はいつもこの息子に手を焼いている。
ピエールは「ぼくしらない」って言っていると、
ちゃんと注目関心を得ているんですよね。
パセージを学ぶ親として、この両親のやり方はとても悪いお手本です。

さてこの本を読んだ次の日、
園バスから降りた長男におかえりと言うと、
「ぼくしらない!」
・・・しまった、と思いました正直(^^;;)
この日より少し前の一週間ほど、私はオニママだったので
まだ以前ほど良い関係には戻れていない。
これは彼の遊びの一環ではあるけれど、挑発でもある。
心して陰性感情を制御して、彼と良い関係を築かなくては。

私 「幼稚園楽しかった?」
長男「ぼくしらない!」
私 「いいお天気で良かったね」
長男「ぼくしらない!」
まったく本の通りで笑えた。
しかしこういう場合、アドレリアンな親はピエールになんて言うのか、
あの本には正解が書いていない・・・
息子はにやにやしている。これは遊びに乗っかるしかない。

私 「『それしか言うことないのかね?』(ライオンの台詞)」
長男「ぼくしらない! 笑」
私 「『俺のお腹に入っちゃうんだぞ』」
長男 「ぼくしらない! 笑」
私 「『そうかいそれでは ごちそうさま』」
長男「ぼくしらない! 笑」
私 「ぱくっ!」
長男「え?ぱくって?」
私 「あ、『ライオンはこうすけを食べちゃった!』」
   ぱくっという台詞はないことを指摘された。
それから本の通りに続きもしゃべって、
両親がピエールを食べたライオンをお医者さんに連れて行き、
無事救出されて
ちょうど終わりのところで家に着いた。
私「『わたしの背中にお乗りください。お宅までお送りします。
   とライオンが言うと・・・』」
長男「『はい、わかりました!』
   ぼくいい子になったよ!」
私 「あ〜良かった!」
   心から良かったと思った。どうなることかと思った・・・


うちの息子はピエールのように意志強固だ。
親の支配的行動にも屈さず、なかなか頼もしい。
私が彼と良い関係を築くために、私が変わらなくては・・・


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by Inahoadler | 2015-12-04 16:28
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